こんにちは。おじさんカジノディーラーです。
2020年7月1日、ついにシンガポールの二つのカジノの営業が再開しました。リゾート・ワールド・セントーサの方は、夜中0:00の営業開始にも関わらず、200名程の列ができていたとかいう噂をチラっと聞きました。ホンマかどうかは不明ですが。いやあ、それにしてもみんな好きだなあ。対するマリーナベイ・サンズの方も同日の正午0:00にオープンしました。当日の私の出勤時間は20:00でしたので、再オープンのタイミングをカジノフロア内で迎えることができませんでした。そう滅多にない出来事ですので、ちょっと残念ですね。営業中断のタイミングはカジノフロアで働いていて、最後のお客様を見送ることができたので、営業再開のタイミングでもフロア内で、お客様をお迎えしたかったです。
さて、なんとかカジノは再開したのですが、お客様は、年間入場パス購入している方、もしくは一定のランクのメンバー以上の方に入場を制限されてますので、流石にまだまだ少ないなあと感じてます。まあ営業中断の前と同じような状況です。お客様の顔ぶれも「ほぼ毎日見てた、お顔ですねえ~。3か月何してたんやろう。まあ、元気で何よりですね。良かった良かった。」と言ったところでしょうか。
再開後、数日が経過しましたが、私はシックボーやルーレットのスーパーバイザーを担当したり、一定ランク以上のメンバーしか入れないハイリミットのルームで、ブラックジャックやバカラのディーラーを担当しました。現状、新型コロナ対策のため、メインフロアにあるテーブルは全て、各テーブル1名のお客様しかプレイできず、メインフロアの全てのテーブルで、ディーラーとお客様が1対1です。この状況は、やはり何となく寂しいですね。印象としてお客様もなんとなく盛り上がってないような気がします。やはりお客様も知り合いとワイワイやる方が楽しいんじゃないでしょうか。まあ私自身としては、スーパーバイザーの仕事はすぐに思い出したのですが、ディーラーとしてのディーリングの方がかなり緊張しましたねえ。中断前もほとんどディーラーにアサインされてませんでしたからねえ。ディーリングはかなりぎこちなかったと思います。とりあえず、なんとかこなすことができたので、ひと安心といったところでしょうか。やはりディーラーの方が断然楽しいですね。毎日、ディーラーとしてアサインして欲しいです。
今、うちのディーラーで一番大変なのは、チップクリーニングでしょうか。お客様が利用したチップは、チップフロート内の他のチップとわけておく必要があり、そのお客様がテーブルから立ち去ったら、そのお客様が利用したチップをクリーニングしなければなりません。シンガポリアンのディーラー達は「ディーリングしてるよりチップをクリーニングしている時間の方が長いわあ」とぼやいています。まあ、このご時世、仕方ないでしょう。
現状、お客様も少なく、オープンしているテーブルも少ないですので、会社としてもディーラー、スーパーバイザーもそこまで人数が必要というわけでもなさそうです。いきなり初日出勤したら「もう帰ってええで。今日から3日間休んでええで。」って会社に言われた同僚や、数日間は自宅待機っていう同僚も何人かいます。うーん。なぜか私はいきなり7連勤なんですけどねえ。。。まあ、そんなこんなでとりあえず頑張りたいと思います。