こんにちは。おじさんカジノディーラーです。
ハネムーンから帰ってきて、早くも一ヶ月が過ぎようとしてます。Facebookで結婚式やハネムーンの写真をアップしてたので、帰ってきてからはローカルのカジノディーラー達からのおめでとうの嵐でした。ありがたいものですね。
ギックリ腰になったこと以外では、何事もなく日々ディーリングを続けてきましたが、一昨日、ルーレットでミスをしてしまいました。しかも私ではなくスーパーバイザー(ピットボス)に罰ポイントが記録されました。申し訳ない限りです。
何があったかというと、ルーレットでお客様のベットが当たり、ちょっと面倒な計算でしたが332枚の配当がありました。5ドルのルーレットテーブルでしたので、200枚分の1000ドルキャッシュチップと132枚のルーレットのカラーチップを用意しました。(というか用意したつもりでした。)
チップを用意した後、近くにスーパーバイザーの若いあんちゃんが居たのでチェックしてね、という意味も込めて、声を出して「Payment Pink 332,One thousand in Cash!」といって、スーパーバイザーを見ました。※お客様はPinkのカラーチップを使用してました。
スーパーバイザーはその用意した配当を見ながら「332 Ok!」といって親指を立てて私に合図しました。私はお客様にその用意したチップを配当しました。特に問題なく、ゲームを続けていたのですが、5分後ぐらいに、ピットマネージャが電話しながら来ました。「あれ?なんかミス起こしたかな。」と思っていると、ピットマネージャは、私達にこう言いました。
「カメラでチェックしている監視部門から連絡来て、さっき配当間違いあったみたいだよ。332枚の配当のところを、333枚配当して1枚多かったよ。」
私はスーパーバイザーと顔を見合わせて、「さっき332枚だったよね。ちゃんとアナウンスもしたし。」というと、スーパーバイザーも「確かに332枚だった。」と言います。ピットマネージャは「わかった。もう一度、カメラチェックしてもらうわ」ってなりました。ただ再度、チェックしてもらったのですが、やはり333枚配当していたようです。私もスーパーバイザーも332枚のチップだと思い込んでしまったようです。私はアナウンスはあっているのに用意するチップを間違えました。スーパーバイザーは私の「332」というアナウンスにつられて、チップ枚数の確認を間違えたのでしょうか。
その後、ピットマネージャはお客様にオーバーペイメント分の1枚のチップを返して貰いました。そして、スーパーバイザーに「君に罰ポイントね!」といいました。ミスをすると罰ポイントを与えられ、累積して一定のポイントに達するとヤバイことになります。私の方は、スーパーバイザーにチェック促しているので特に罰ポイントはないようでした。
ピットマネージャーが去った後、スーパーバイザーは「なんだよ。332って、お前いったやんけ!まあ、俺もチェックちゃんとしてなかったからしゃあないか」みたいなことを笑いながら言ってます。仲が良いスーパーバイザーだったので良かったですが、彼には悪いことをしてしまいました。
というように、配当の計算は合っていても、用意するチップが間違っていたらダメですね。あいかわらずボケていますね。日本人の同僚に話すと「それはないわ。チャーハン注文して、ピラフがでてくるようなもんやなあ。」という訳が分からないことを言ってましたが、深くは追及しませんでした。
そんな感じで、お客様にもスーパーバイザーなどの会社の人たちにも迷惑をかけてしまっているので、気を引き締めてディーリングしたいと思います。
よ!元気か?