こんにちわ。おじさんカジノディーラーです。
最近のディーリングはルーレット続きです。ルーレットのディーリングもまだまだへたくそなのを自覚しており、もっとうまくなりたいので着々と経験を積めてうれしいです。
ニュース見てたら、アメリカのトイザらスが遂に全店舗閉鎖したようで、やはり時代は常に変化しているというのがよくわかります。
閉鎖に追いやったAMAZONは常に新しいサービスを模索しています。明日は我が身ということでどんどん変化しようとしているのでしょう。
別のニュースを見れば、NECがまたもや希望退職者を募り、資金確保しようとしています。人を切るしか生き残れないのは、相変わらず変化に対応しきれてない証拠ですねえ。時代の変化に対応しきれない企業に明日はないでしょう。中国企業に買収されると、国益が損なわれるので、それだけはやめて欲しいものです。まあないとは思いますが、今の世の中、何が起こるかわかりませんので。
自らの身に当てはめてみれば、私が今関わっているカジノ業界もこれから日本で発展するためには、日本国内のカジノに対するイメージを変化させないといけないのではないかと考えます。
現状は、いわゆる反社会勢力が取り仕切る裏カジノ、バカラ賭博等の悪いイメージが先行していると思います。定期的に裏カジノが摘発されるニュースが報道されますし、数年前にはバドミントンの有名選手が出入りしていたとして、オリンピック出場を断念せざるを得なくなりました。
私は日本のお客様がカジノに訪れて、私のテーブルでプレイされているとき、よく聞く質問があります。特に旅行のついでに初めてカジノに来られたというようなお客様(いわゆるカジノ目的ではないお客様)には決まって聞きます。それは
私「今まで、カジノってどういうイメージでしたか?」
大抵の初めてのお客様は、以下のような回答をおっしゃります。
客「お金を巻き上げられるw」
客「なんか怖いかも」
客「危ないギャンブラーがいっぱいいると思ってた。」
客「ちょっと危ないけど、勝ってお金儲けれるかもしれないから、勇気出してきました。」
カジノのことを知らないお客様は、カジノ依存や裏カジノ摘発の報道ぐらいしか、カジノのことを聞くことがないので、マイナスのイメージになるのは、仕方ないのかなあと思います。
そして、その後に次の質問をします。
私「実際にカジノに来て、どういう印象をもたれましたか?」
客「施設が綺麗で楽しい。もっと暗いイメージでした。」
客「なんかヨーロッパ高級な社交場って感じる。高級な大人の遊び場ですね。でもタバコは嫌ですねえ。禁煙にして欲しいなあ」
客「いっぱいゲームがあって楽しい。でもルールがわからないから、お兄さんにみたいに日本人のディーラーだったらいいなあ。それかそれぞれのゲームで説明してくれる人がいたらいいのに。」
客「これだったら、日本にできても、悪い施設にはならなそう。日本独特のサービスがあったらいいなあ。」
やはり、あまりカジノに興味がないけど旅行だし記念に訪れてみようという人でも、1回カジノに来たら肯定的な意見が多いように思います。(せいぜい50人程度ぐらいしか聞いていませんが)
「全然楽しくない。」といった方は今までいらっしゃいませんでした。実際は面白くないと思っていても、私の手前、面白くないとは言わなかったかもしれませんが。ただみなさん楽しんで頂いているのではないかと感じています。
って何を言いたいのかというと、私達、現場で働くカジノディーラーにとっては、日々のお客様へのホスピタリティー(心からのおもてなし)でカジノのイメージを徐々に良い方向に向上させていくしかないのだろうと思い、私は業務に臨んでいます。とても地道な草の根活動ですがね。。。
また、お客様からの言葉には、日本でこれから作られるであろうカジノ、IR施設に活かせる内容があるのではないでしょうか。
禁煙、ゲーム説明のコンシュルジェ、半丁など日本独自のゲームやコンテンツ等、利益第一になることなく日本ならではのカジノを含んだIR施設を作り、最終的には日本の文化としてカジノを世間に認めてもらう必要があると考えます。日本にどういうカジノを作るかは、私も含めてカジノに関わる人々全員がこれから熟考していかねばならないでしょう。
とまあ、こんなことを思いながら、今日も夜勤ですのでインド人と中国人に叫びながら、ディーリングしたいと思いますw
そういや、日本でお前のMade in Japanの飯、買ってくるの忘れたわ。すまん。怒るな。