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デビュー直前のカジノディーラーへの指導

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こんにちは。おじさんカジノディーラーです。

早いもので今年ももう3月ですか。最近はラーメン続きで体重が増加の一途です。ラーメン食べ歩きの記事が追い付いてませんが、ゆっくりとアップしていきたいと思います。

さて、今回はデビュー直前のカジノディーラーに関する話です。日本の企業の新人サラリーマンも、入社した当初は先輩に同行して客先や数々の現場に訪れると思います。新人のカジノディーラーも同様です。デビュー前に実際のカジノフロアで、先輩カジノディーラーにチェックしてもらいながらディーリングする日が1,2日ぐらいあります。これはうちのカジノだけでなく、多分、どこのカジノでも最初はそういった期間が設けられるのでないかと思います。やはりいくらトレーニングしても、実際の身銭を切ったお客様相手の本番のディーリングとは違ってきますからね。

私も初めは何人かの先輩ディーラーに横についてもらって、お客様を相手に2日間ぐらいOJT(On the Jpb Training)でディーリングしました。1日はシックボー、1日はバカラだったでしょうか。最初は緊張してトレーニングルームでは出来ていた簡単なことが、なぜかカジノフロアではできなくて先輩に指摘をされた記憶があります。自分では大丈夫だと思っていても思わぬところでミスをしてしまいます。OJTがあると初めから1人でのディーリングでなく、先輩にチェックしてもらえるので、いい制度だなあと思います。

さて、カジノフロアでのディーリングが慣れてくると、今度は先輩カジノディーラーとして、新人のカジノディーラーをチェックする立場になります。フロアでディーリングをしているとたまにトレーニングルームのトレーナーが、新人カジノディーラーを連れて私がディーリングしてるテーブルに来ます。何回か来ましたが、やはりトレーニングを行っている昼間のシフトに入るとそういう機会が多いようですね。

先日も、お昼シフトでルーレットをディーリングしているとそういう場面がありました。ふつうにディーリングしてて「なんか視線を感じるなあ」とフッと後ろを振り返ると、トレーニングルームのトレーナーと柳原加奈子さん似のぽっちゃりとしたカジノディーラー(以後、柳原)が立っており、私のディーリングを見てました。「うーん。やりにくいなあ。」と思いながら、ディーリングしてましたが、2,3ゲーム後、トレーナーはニヤっとしながら「ディーラー交代や。お前、この子をチェックしろ。」と言ってどこかに去っていきました。どうやら柳原は新人のようです。「Change Dealer! Good Luck!」といって、柳原とディーラーを交代しましたが、彼女の顔を見ると明らかに引きつっていて、かなり緊張してます。大丈夫なんか?と思いつつ、横で「Relax,Relax」というと、柳原は小声の中国語でボソボソなんか私に言います。いやあ、わからんてw「Sorry English Please.」というと、私が中国語わからないことを気付いたらしく英語で「Sorry,Sorry」といってペコペコ頭を下げます。「Ok.Ok.Enjoy dealing」といって、ディーリングの開始です。

柳原はディーリングを開始して最初は無難にこなしてましたが、やはり途中でミスを何回かしてました。例えば、配当をする際のチップのサイジングで、5枚切りのところが4枚切りになって、配当の合計額を間違うっていう致命的なミスが、何回かありました。配当の間違いなどのミスは、お客様にペイメントする前に即時に注意してペイメント前に修正する必要がありますので、その時は即座に「Wait!」と言って止めて、即座に修正するように彼女に言います。それ以外のあまりお客様に影響を与えないミスや手順の間違いなどは、ゲームとゲームの間などに、やんわりとアドバイスや注意をする、といった感じでしょうか。たまにゲーム中に、大したことでないことを、あれこれキーキー言ってくる先輩がいますが、あれは嫌ですねえ。アドバイスしてくれるのはいいのですが、後で言うてやと思いますね。ゲーム中だとお客様に迷惑かかるやん、と思ってしまいますね。ですので私は致命的なミスでない場合は、できるだけゲームが終わった後で言うようにしてますね。

そんな感じで1時間ほどディーリングして休憩になるのですが、柳原に感想を聞くと「トレーニングルームであんな間違えしなかったのに~」って、悔しがってました。自分自身のときと比べると、よっぽどちゃんとディーリングできてたんじゃないかなあと思います。配当間違いはダメですけどね。

その後、柳原も無事フロアデビューしたようで、たまに同じピットになったときには、元気に挨拶してくれて色々話します。まあ未だに彼女の名前を覚えておらず、心の中で「柳原」って言ってますけど。。。

他人、特に新人のディーリングは自分ではどうしようもないですし、どこでミスするかわからないので、注意深く見守らなければなりません。ですので、新人をチェック、指導する方が、自分がディーリングするよりも数倍疲れますね。ですが、新人をチェックすることで自分のディーリング『ちゃんと手順通りにできてるか、アナウンスできているか等』も見直すことになりますので、たまにはいいかもしれませんね。フロアを見ていると、ベテランより新人の方がちゃんとアナウンスしてたりしますので、そういうのは逆に新人に見習う気持ちが必要だなあと思います。

ということで、いつまでも「初心、忘れるべからず」の精神で頑張りたいと思います。

最近、暑いなよあ。お前ら生きとるか?

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